デニムの聖地岡山・児島を訪ねORDINARY FITSのこだわりに触れる ~前編~

こんにちわ、LIME ON DISHのマネージャー志手です。

LIME ON DISHがスタートして5年近く経ちますが、スタート当初から現在まで途切れることなく展開しているブランドのひとつが『ORDINARY FITS』です。

先日、LIME ON DISHを運営する事業部のメンバー総勢7人で、ORDINARY FITSさんのご厚意でこだわりの製品の製造拠点である岡山県倉敷市の児島へ、研修で伺わせていただきました。その研修の模様をORDINARY FITSのこだわりや新商品の紹介を交えて前編と後編2回に分けてお届けしたいと思います。

大阪から約1時間半 意外と近い児島へ

新大阪駅から山陽新幹線と在来線を乗り継いでスムーズにいけば約1時間半ほどで到着する倉敷市児島。

もともと児島は岡山県児島市でしたが1967年の市町村合併で倉敷市となりました。今では国産の高品質デニムの生産地として全国からデニム、ジーンズ好きが集まる観光地として有名ですよね。

駅の構内ホームに上がる途中の階段は遠目から見るとはっきりわかるジーンズが描かれています。

さて、児島についてからは車で所要時間5分ほどのこちら↓

ORDINARY FITSを運営するYARDさんの自社工場です。もともとフランス料理のお店だった物件を原型を残して縫製工場に改装したとのことで、とてもお洒落な外装。広い敷地は大阪では考えられない贅沢なつくりです。

数多くラインナップするORDINARY FITSの商品の中でもこちらの工場ではジーンズの製作がメインとなっています。

早速工場内を案内いただきました。

自社工場内では女性の縫子さんが5人体制でORDINARY FITSのジーンズを手際よくミシンで縫製しています。お忙しい中、丁寧にご対応いただきありがとうございました。普段実際に洋服を縫っている状況を目の前にすることはスタッフのほとんどが経験無しでしたので、とても興味深く拝見させていただきました。

ちょうどこのタイミングでORDINARY FITSの新定番となるジーンズを製作されていました。もうそろそろLIME ON DISHでもお披露目できるかな。

ジーンズの縫製は一見簡単なようで非常に複雑です。場所によって縫い方が異なるのでいくつものミシンを使い分けなければいけません。古いデニムのディテールを再現するために今は生産されていない旧式のミシンを修理を重ねながら大切に使っていかなければいけません。こちらの工場でもいくつもの種類の貴重なミシンを拝見することができました。特に目を見張ったのがボタンホールを縫う専用のミシンですね。

フロントボタンフライのボタンホール専門のミシン。生地をカットしながらカットした穴をかがっていくというそれだけのためのミシンです。箇所個所によって専用のミシンがあったりと1本のジーンズが完成するまでに非常に多くの手間がかかっていることに改めて感服いたしました。

ほかにも工場でしか見ることのできない縫製される前の裁断済みデニムのパーツや何色もの糸、旧式職機で織られた細幅の耳付きデニムの原反など、貴重なものをたくさん見ることができました。改めて普段洋服の仕事をしている上で扱っているジーンズをはじめとした洋服の面白さや、出来上がるまでの長い工程、それぞれのメーカーさんのこだわりを知ることができました。

今回は縫製工場での流れをお伝えさせていただきました。ここで縫製されたジーンズはこの後、同じ児島にある加工場さんへ運ばれ、それぞれにあった加工を施すのですが、それは後半へと続くということで是非ご期待ください。これがまた見ごたえたっぷりですよー!

ORDINARY FITSの商品ページはこちら

 

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