LIME ON DISH バイヤーインタビュー Vol.3 コンセプト編

2019年にアパレルECサイトとしてスタートしたLIME ON DISHも昨年5周年を迎え、6年目を迎える節目として新たに『LIME ON STORE』という実店舗もオープンいたしました。

今回はLIME ON DISH及び、LIME ON STOREのバイイングを担当するバイヤー志手を弊社スタッフがインタビューするという形で数回に分けてアパレル経験やバイヤーとしての経歴、セレクトショップとしてのバイイングコンセプトをお伝えする企画の第3弾『コンセプト編』です。

第1回の『経歴編』はこちら→ Vol.1 経歴編

第2回の『LIME ON DISHの始まり編』はこちら→ Vol.2 LIME ON DISHの始まり編

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ー具体的な商品セレクトのコンセプトを教えていただけますでしょうか?

バイヤー志手(以下志):基本的にカジュアルは『自由』だと思っているんで、商品のセレクトは意識的に偏りが無いようにしてます。「~系」とか「何々っぽい」とかカテゴライズされないスタイルが自由度が高くて洋服を楽しんでもらえるんじゃないかと思っているんで、そこは常に意識してます。30年間洋服に携わってきてリアルタイムに触れてきたものや文化、音楽、アートから多大な影響を受けてはいるんだけど、歴史を知ることも大事だと思うし、個人的には古着も大好きなんでそういった過去に存在していた洋服のバックボーンを知ることも大切にしています。何事もより深く知ることによってリアリティや奥深さが増すと思うんでバイヤーとしてはその点については日々学ぶ姿勢を持つようにしています。

ー志手さんは洋服そのものではなく、素材や生地にもお詳しいですよね。そういったことはどこかで学ばれたんですか?

志:もともとフルカウントで働いていた経験もあって、メーカーとして物造りにも少なからず関わってきたこともあって自然と学んだこともあるし。それこそフルカウントの辻田社長にはたくさん教えていただきましたよ。でも、基本的にそういった素材とか、生地とか、縫製仕様とか裏側にあるものに興味があって勉強するのが好きなんだよね。若いころは自費で「アパレル繊維自辞典」とか「紳士服用語辞典」とか買って読んだり笑。いまでも大事に保管してたまに見たりしてます。

先日のフルカウント展示会にて辻田社長と

ーいまだに勉強することがあるんですね。

志:実はLIME ON DISHをスタートさせた頃、もう一つ仕事をやってて。アパレルの製品とか生地の検査をする某品質評価機構なんだけど。LIME ON DISHの仕事と並行して約4年間そこで毎日洋服と生地の収縮試験をやってたことがあって、その頃に普通の人が接することが無いような大量な生地に触れて色んな事を学ばせてもらったんだよね。あれはすごくいい経験になりました。生地の織り方、編み方の組織の違いやバリエーション、素材によっての特性やデメリットなどなどね。このころの経験がさらにLIME ON DISHの商品セレクトや、いまなら実店舗での接客にすごくいかされていると思います。

ーまさに洋服のプロフェッショナルですね。

志:全然まだまだだと思うし知らないことだらけだと思うんで日々勉強だけどね。でも、洋服を生業としている者としてはこれは当たり前の姿勢かなと思ってるよ。アパレル業界でもたまに間違った知識が横行していたり、変な通称が当たりまえになっていたりってことが多いんで、僕自身はせめて正しく商品の事を伝えたいと思ってます。よそのサイトが恥ずかしい間違いしてたりしてるの見つけるとがっかりするときもあるけど、洋服に対して真摯に向き合う姿勢がその程度なんだろうなと思うよね。

ーLIME ON DISHは本当に幅広いラインナップで商品をセレクトされてますよね。一見いろんなことをやってるように見えますが基本的にこれは共通して大事にしてるポイントとかはありますか?

志:やっぱりそれはクオリティかな。生地や縫製仕様のこともある程度わかるんで商品そのもののクオリティに対してはハードル高めに見てるつもりです。やっぱり買ってもらった商品は長く愛用してもらいたいし、長く使うためには最低限の耐久性が大事だと思うんで。それでそのクオリティに見合ったプライスが適正かどうか。単純に安いものがコストパフォーマンスが高いわけじゃなく、クオリティに対する価格がイコールなものが愛用していくうえで結果コストパフォーマンスが良い商品だと思うんでそのバランスは大事です。

ー僕も買わせていただいたものはたしかに買うときは値段的になかなか頑張るんですが、買って後悔したことは一度も無いです。どれもお気に入りでずっと着ています。

志:それはうれしいね、ありがとう。さっきも言ったようにカジュアルは自由なんで、ある程度自分が納得できるクオリティの物を気に入って組み合わせていたら自然とおしゃれに仕上がるんじゃないかなと思うんだよね。だからECサイトにおいてはこちらから着方を限定するような事はしないようにしてるんだよね。『スタイル』より『モノ』ありきでプロダクトそのものの魅力をまず提案したいと思ってます。僕自身がおしゃれが好きなんじゃなくて洋服が好きなんやろうね。だからこうなっちゃってる笑。もちろん実店舗のLIME ON STOREではお客さんとのコミュニケーションの中でコーディネイトをアドバイスすることもあるけど、やっぱりまずは『モノ』の魅力を伝えるところからスタートって感じだけどね。それで洋服の楽しさを分かってもらえたらうれしいです。

Vol.4 最終回 今後の展望編に続く

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