古着リメイクブランドのパイオニア inkとの協業スタート!
こんにちわ、LIME ON DISHバイヤーの志手です。
今回は古着リメイクブランドの中でもいち早くその無限の可能性に気付き、新しい価値観へと昇華させブランドとしてアイデンティティーを確立したいわばパイオニアともいうべきブランド『ink(インク)』を僕の私見を交え詳しく紹介していきたいと思います。
2005年スタートのink その先見性

昨年20周年を迎えたink。2005年に始動。リアルに着込まれた風合いのあるミリタリーウェアやワークウェアをベースに新たにリデザインし、違うアイテムへと再構築させ、そのクオリティの高さとそれまでになかった斬新なデザインにより大阪発の新感覚ブランドとしてすぐに頭角を現し、感度の高いファッションユーザーから高い支持を得てきました。
2005年といえばまだ洋服の加工の技術が今ほど発達しておらず、inkの古着ならではの使い込まれた風合いを活かしたデザインは、唯一無二のリアルな世界観を見事にウェアにパッケージ。また、加工とは違い同じ風合いのモノが2つと無いワンアンドオンリーのクリエイションもおしゃれ好きからレコメンドされる大きな要因となりました。
今の時代にSDG’sや若い世代の古着ブームを迎えるずっと昔からユーズドウェアの可能性を探り、新しい価値観を模索し続けて20年以上に渡りブランドを続けているデザイナーの先見性と尽きないアイデアに常に関心させられていました。
以前から親交のあったデザイナー岡田氏と満を持しての協業開始

LIME ON DISHは2019年からスタートし今年で丸7年になります。
その間、コロナ禍がすぐに始まりEC業態は世の中の当たり前となり、コロナ禍が明けてからはリアルな場として実店舗も2024年にスタート。この間にもリユース文化が若者を中心に新しいスタイル(CtoC)で定着したりアパレル産業は年々目まぐるしく変化しています。LIME ON DISHで取り扱う商品も世間の流れや価値観の変化に伴い敏感に刷新しています。
そんな折、この春、inkはそれまで行っていた展示会ベースでの商品リリース体制を見直し、自身の実店舗での販売と卸業務は別注としてオーダーを請け負い絞ったアイテムで生産を行うということに舵を切りました。長く続く円安のあおりを受け、輸入による古着資材の仕入れコストの上昇の影響により、一度需給バランスの見直しを行い今後も安定したブランドのハンドリングのための施策とのこと。
僕は新たな商材のチャレンジを考えていたタイミングだった事で、こちらから以前より個人的に親交のあったデザイナー岡田氏に連絡を取り、なにか別注という形で商品を展開できないかと提案したところ、快くお受けいただき今回のエクスクルーシブとしての商品企画がスタートしました。
5月某日 実店舗を訪れミーティング
それまで電話やSNSなどで軽く打ち合わせを行っていましたが先日の5月某日、企画の最終決定とこのブログ用の撮影を兼ねてinkの実店舗兼オフィスを訪ねました。

阿倍野区昭和町にある実店舗『PERK』です。古い趣のある古民家を改装して実店舗兼オフィス、解体作業なども行う工房としての機能も持ち合わせています。建物が古すぎてちょっとだけ傾いてます。

元々は自転車屋さんだったとのことでその名残がこんなとこに。




店内には商品と共に世界観を演出する風変わりなオブジェや小物も。

ベースとなる集められたユーズドの中から別注として製作するアイテムの資材をしっかりセレクションさせていただきました。





ここではデザイナー自らがパターン作成、解体、裁断までの縫製に至る前段階の作業をすべて一人で行っています。

デザイナー岡田氏。同じ世代で同じ時期に同じエリアで洋服に関わる仕事をお互いに長年続けてきました。
ようやく形になったエクスクルーシブとして製作のクラックTeeシャツ
そして、先日ついに入荷になりました!

割れてひびが入ったガラスのような斜めの切り返しが特徴のクラックTeeシャツ。ブランドの夏の定番としてここ数年製作されてきましたが、年々資材の入手が困難になっていて、今シーズンは限られた数量のみの生産です。
LIME ON DISHとしてはアメリカの名作映画のシバリで資材集めを依頼し、その中から厳選した資材を使用し、エクスクルーシブとして限定枚数のみ製作いただきました。1着製作するのに3着の同じ映画のTeeシャツを揃えなければいけないのでなかなか資材集めから困難を極めるのですが、今回は尽力いただきどれも素晴らしい仕上がりとなりました!



名作の洋画ばかりですので映画好きの方は全部お分かりになるかと思いますが。
A ジュラシックパーク
B ゴーストバスターズ
C スターウォーズ
D スカーフェイス
E スカーフェイス
F スカーフェイス
G スターウォーズ
H スターウォーズ
I ビートルジュース
J ターミネーター

特にこのターミネーターなんかクラックならではの切り返しを活かしたデザインで最高ですよね。
→【 ink インク】AMERICAN MOVIE CRACK Tee アメリカンムーヴィー クラックTシャツ
高騰する古着市場へのアンチテーゼとしての古着との付き合い方
さて、最初に述べたように個人的な私見を交えて、現在の古着の在り方とこれからの付き合い方について少し。
『ヴィンテージ』という言葉は元々熟成したワインを表すワードでしたが、1990年代の古着ブームの際に主に1950年代以前のアメリカのジーンズやカジュアルウェアのことをそう呼び出したのが定着して今やアパレル用語としての認識になっていますね。現在2026年ではすでに80年代、90年代のモノもアメリカ製を中心にすでにヴィンテージとして扱われるのがスタンダードになっています。
そして、若者世代を中心に古着ブームとしてロックTeeシャツや少し前にはチャンピオンのリバースウィーブなどが流行し、需要の高まりとともに価格も上昇していました。
およそ30年前から古着を購入してきた僕にとっての古着の立ち位置というのは安価で且つ、人と被らないオンリーワンなスタイルを作ることができるアイテムという感じでしたが、今は古着のカテゴリーの中で『流行り』が産まれ、こぞってみんな同じものを欲しがる。デザインの違いこそあれ、大体みんな同じようなものを選び、同じような着こなし。挙句の果てには便乗してコピー商品も市場に氾濫し、結局そのシーンを短命に終わらせるという悪循環。SNSの時代ですので発信力があるところがうまくビジネスとして仕掛けているなかで、みんなうまく動かされているように思います。まぁ、ファッションなんていつの時代もそんなモノだといえばそれまですが。
でも、LIME ON DISHにおいてはカルチャーとしてスタイルを提案したいと思っていますので、やはり古着でももっとリアルな感覚で人と違ったおしゃれを楽しみたいと思っている方に向けて新しいチャレンジをしていきたい。
古着を一面で見ずに組み合わせたり全く違うものに生まれ変わらせたりと、リビルド、リボーンすることにより新たな価値観を創出する。無限の可能性がある古着リメイクでもやはりクオリティは大事なのでそこにこだわりのあるブランドだけが生き残っていけるのではないでしょうか。
今回新たに取り組んだinkとの協業は今後も継続していきます。7年間培ってきたLIME ON DISHとしてのスタイル提案の必要性のある新しいピースとして古着リメイクアイテムをしっかり提案していきたいと思っています。

まずは是非inkの他の追随を許さないパイオニアとしての感性を商品を通して是非実感してみてください。

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