希少廃番モデル DUBBLE WORKS Lot.330の色落ち検証

こんにちわ、LIME ON DISHバイヤーの志手です。

今回はDUBBLE WORKSのクラシックストレートLot.330の穿き込みサンプルを紹介いたします。購入の際の目安にしていただければ幸いです。

生産担当はあの有名ブランド クオリティはお墨付き!

昨年すでに廃番となっとり希少性が高まるダブルワーク製のLot.330。生産はヴィンテージアイテムを研究し尽くして細部まで完全な再現を得意とする国産デニムメーカーWAREHOUSE(ウェアハウス)。デニム好きでは知らない人がいない超有名ブランドですね。

長年国産デニムメーカーとして数多くの名作プロダクトを生み出してきた双子の塩谷兄弟が営むウェアハウス。現在ではその人気は国内だけにとどまらずアジアを中心に世界中で愛好家を増やし続けている日本が誇るカジュアルブランドとなっています。

実は元々ダブルワークスというブランドもウェアハウスのサブブランドとしてスタートしました。2002年にウェアハウスブランドで培ってきた技術や生産背景を駆使してデニムアイテムを中心にネルシャツやスウェット、ジャケットといったアメリカンカジュアルを代表するプロダクツを展開していました。

ヴィンテージウェアの素材感を再現した生地を用いながらも、シルエットは時代性に合わせて生産し、より幅広い層に受け入れられるこだわりのデイリーウェアをリリースしていましたが、ブランドは2012年に取引先であった会社に運営権を譲渡して、現在に至ります。

新たな運営となった新ダブルワークスもそれまでの方向性を踏襲したスウェットやTeeシャツなどのカットソーをメインに展開しています。ただし、アメカジに欠かせないジーンズに関しては品番を残し、それまで生産を行っていたウェアハウス社が引き続き担当。

こちらのLot.330もそういった経緯でウェアハウスが生産を行っており、2022年まで生産されていたモデルで、現在は廃番となっているモデルです。

ヴィンテージを知り尽くした再現性の高さのこだわりのディテール紹介!

ヴィンテージと呼ばれる中でも王道中の王道がリーバイスのジーンズ501。中でも1950年代頃の物はXX、通称ダブルエックスを呼ばれ現在天井知らずの高騰中!もはや投機対象となるほどの高根の花となり、気軽に手に入りモノではなくなっています。

ウェアハウスカンパニーは古き良きアメリカの50年代~70年代のカジュアルウェアを日本の高い技術を持って再現するというコンセプトですので、特にジーンズにおいてはマニアも唸るほどの再現性の高さを追求してきました。

そのウェアハウスがスタートし、生産も担当してきたダブルワークスのジーンズももちろんディテールへのこだわりが強く込められており、またジーンズにおいて最も重要な色落ちという面においてもヴィンテージと見まがうほどの出来栄えとなっています。

 

デニム同様に経年変化が楽しめるのがレザーパッチ。腰帯の縫製時に同時に縫い付けられた1発縫製となっており、細かいディテールも見事に再現。レザーパッチそのものの素材感も穿きこんで洗っていくうちにいい具合に経年変化していきそうな風合いです。

バックポケットは隠しリベット仕様ですね。

時間をかけて生地を織る力織機ならではのサイドの耳使いなんかは基本中の基本。合わせて裾の始末も当然チェーンステッチ縫製です。

バックポケットには独特のアーキュエイトステッチ風飾りステッチ入りです。この辺は大人の事情が色々と絡むのでなかなかリアルな再現といった風には。。。

センターのベルトループはオフセット縫製仕様です。

フロントトップボタンの縫製部分はVステッチ仕様。60年代頃のヴィンテージデニムは腰帯部分の縫製が上部が本縫い(シングルステッチ)、下部が環縫い(チェーンステッチ)の仕様の為、最後の始末がこのVステッチになっているという特有のディテールですね。もちろんこう言った細かい部分は見事に再現しています。

以上のディテールからこちらのLot.330はリーバイス社の501において1953年頃に生産されていたモデルをベースにしたモデルとなっています。

リアルな1年半ほど穿きこんだ色落ちサンプルと各細部の経年変化

左が1年半ほど穿いたリアルな色落ちのLot.330です。加工物には出せない時間をかけて生活が刻まれた見事なインディゴブルーの良い色合いとなっていますよね。

コインポケット周りのアタリも良い感じに出ています。粒で落ちている縦落ちの感じもまさにヴィンテージさながら!

裾もチェーンステッチ縫製ならではの強い捻じれのあるアタリがしっかりと出ています。

耳付きデニムならではのサイドの凹凸のあるアタリもばっちり!

 

技術が乏しかったゆえに糸の太さにムラがある当時のデニムは粒が構成するような縦落ちをするのが特徴です。この雰囲気はその時代のデニムの色の落ち方をかなりの高いレベルで再現しています。

じっくり育てる価値のあるワンウォッシュを是非自分だけの色落ちに!

気兼ねなくデイリーに穿くことによりその人の生活や行動がリアルに刻まれていくのがジーンズを穿いていく醍醐味と言えるのではないでしょうか。

こちらのダブルワークスLot.330はこだわり製法で日本製の物造りのクオリティの高さをしっかり堪能していただける1本です。商品はワンウォッシュで販売されていますのでじっくり育ててあなただけの珠玉のジーンズに育ててみてください。

すでに生産終了をしているモデルですので完売してしまうともう2度と入手ができなくなるモデル、いわばライトなデッドストックと言える状態です。

是非一度LIME ON DISHウェブサイトにて商品をご覧になってみてください。

LIME ON DISH ダブルワークスLot.330のページはこちら

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