古着?新品?デッドストックやヴィンテージ風アイテムでコーディネイトに深みを
こんにちは!Lime On Dishスタッフの三村です。
今回はデッドストック(DEAD STOCK)やヴィンテージ風アイテムについてお話していきたいと思います。
前回の記事でもミリタリーデッドストックについてご紹介していきました。
→魅力あふれるMILITARY DEAD STOCKの世界を紹介します
古着ではなく新品、だけどヴィンテージ感も楽しめる、いまやコーディネイトには欠かせない存在です。
今回はそんなデッドストックやヴィンテージ風アイテムを、そのルーツから深堀りしてみました。
本来はネガティブな意味合いだったデッドストック
デッドストック
直訳すると「死に在庫」。
販売した当時に売れず、そのまま在庫として残ってしまった売れ残り品を指す言葉です。
「売れ残る間に型遅れ・型落ちになってしまった品」、もしくは「長時間のストックで商品に多少の難が出たもの」という意味合いで使われることもありますね。
本来の意味にはネガティブなニュアンスも含まれています。
ですがその一方で、昔の珍しい品が新品で残っていたりすると、一気にヴィンテージアイテムとしての意味合いを持つようになります。
「ヴィンテージストック」という言葉で表現されることも。
Lime On Dishで取り扱っているデッドストックも、そういった商品ばかりです。
実際の軍隊で使われていたものと同じアイテム
これまでに何度かミリタリーブームが巻き起こりましたが、2020年に入ってからまた注目を集めていますよね。
シンプル・無骨、だけど機能的。
実際に軍隊で使われていたアイテムと同じモデルなので、デザインにもきちんと意味があるという点に面白さを感じます。
命を守るための装備ですから、当然品質には厳しい基準が設けられております。
そんな高品質なアイテムが、新品で手に入ってしまう。
それこそがデッドストックの魅力ですよね
様々な種類のミリタリーデッドストック
当店のミリタリーデッドストックは、品質がいいものを取り揃えております。
もちろん長年にわたって倉庫で保管されていたので、経年による劣化が全くないわけではありませんが、
新品のアイテムと合わせても違和感がないほど、状態が良いものを仕入れました。
DEADSTOCK ITALY COMBAT PANTS 【MILITARY DEADSTOCK】
・トップス
Classic Fleece Hooded Pullover 【LA SPEEDY】
・シューズ
別注ナチュラルカラーウィングチップ【Milton Keynes】
このあたりが古着との大きな違いでしょうか?
それにミリタリーというとカーゴパンツやM-65のようなジャケットの印象が強いかもしれませんが、実はかなり種類が豊富なんです。
例えばTシャツもルーツをたどるとミリタリーのジャンルになるんですよ。
Military Soffe 3P PACK Tee Made In USA 【MILITARY DEADSTOCK】
US NAVY DEADSTOCK リバーシブルTeeシャツ 【MILITARY DEADSTOCK】
さらにLime On Dishでは他のショップでもあまり見ないようなレアなアイテムも取り揃えております。
特にこちらのホスピタルパンツ。
US ARMY 1967DEADSTOCK HOSPITAL PANTS 【MILITARY DEADSTOCK】
US ARMY 1968DEADSTOCK TYPE-1 HOSPITAL PANTS 【MILITARY DEADSTOCK】
ただでさえ入手困難なのに、この状態の良さ。
これがこの値段で手に入るのはLime On Dishだけではないでしょうか?
もちろんこれ以外にもレアアイテムが多数揃っておりますので、ぜひご覧になってみてください。
他のミリタリー商品はこちら
→Lime On Dish-Military Dead Stock
カリスマロックバンドから始まった古着ブーム
またデッドストックの他にも、90年代アイテムの復刻商品も取り扱っております。
いわばヴィンテージ風アイテム。
こちらも当時のアイテムではなく、あくまで復刻ですので、新品をご購入いただけます。
Punk Rock Duck (As Worn By Kurt Cobain, NIRVANA) 【MUSIC Tee】
これらのアイテムを語る上では、やはりミュージックティー、いやカート・コバーンの話は欠かせませんよね。
90年代前半、アメリカの音楽シーンを牽引したロックバンド・ニルヴァーナ
91年に発売された「Nevermind」は全世界で4000万枚を売り上げたともいいます。
そのニルヴァーナでボーカルを務めていたのがカート・コバーンです。
彼は当時のファッションアイコンでもあった人物。
80年代までのロックスターは派手で華やかな衣装が当たり前だった中で、
着古したネルシャツにカーディガン、穴の開いたジーンズ、履きつぶしたスニーカー
庶民と何ら変わらない服装で、パフォーマンスを披露していたのです。
カート・コバーンじゃなければ「みすぼらしい」なんて言われていたかもしれませんね。
ですがそれをファッションとして成立させてしまうほど、彼にはカリスマ性がありました。
いま見ても本当にかっこいい!
彼らが作り上げた「グランジミュージック」になぞらえ、「グランジファッション」という新たなジャンルを確立しました。
そして彼の影響は日本にまで及び、90年代の古着ブームへとつながっていくわけです。
そのほかのMusic Teeはこちら
市民権を得たヴィンテージ風アイテム
古着ブームもミリタリーと同じく、2020年に入ってまた再燃しつつあるみたいです。
最近では90年代に流行ったファッションの復刻品が話題になることも増えました。
ミュージックティーはまさにそれですよね。
思えば90年代の古着ブームだった時も、新品なのにダメージの入ったヴィンテージ風ジーンズが広まっていったものです。
やはりこちらも市民権を経て、いまではヴィンテージ風ジーンズは多くの人に親しまれています。
ファッションブームは繰り返すとはよく言ったものですね~。
しかもジーンズに関してはこの30年の間にさらに品質が向上し、履き心地もアップ。
ヴィンテージアイテムはその当時のまま残っていることが価値になりますが、
ヴィンテージ”風”アイテムは時代に合わせてアップデートできるのも強みです。
以前に紹介したORDINARY FITSなんかはその最たる例ではないでしょうか。
→【ORDINARY FITS】定番[アンクルデニム]サイズ感と色の違いを徹底比較してみた
インフルエンサーの登場で変わる若年層の嗜好
さて近年、また古着ブーム・ミリタリーブームが到来しつつあるというのは先ほどお伝えしました。
ここ10年20年は「ファストファッション」の隆盛やブランドの台頭もあって、新品が市場を大きく占めていました。
古着分野は一定数のファンがずっといるのでもちろん廃れた訳ではありませんが、相対的にみるとやはりファストファッションをたしなむ人の割合が多くなっていた印象です。
ですがそのファストファッションの流れを変えつつあるのが、インフルエンサーという存在。
Instagramを筆頭に個人の発信がメインの時代になってきて、「ファストファッション離れ」なるものが起こりつつあります。
同じものを着ていることに、感度の高い若年層も嫌気がさしてきたんです。
それは日本に限った話ではありません。
本国アメリカにも次世代を担うスターが生まれており、いわゆるインフルエンサーなる人々も登場しています。ヨーロッパでも同じくです。
彼らがひとたびポストすると、その商品が瞬く間に完売したり、価値が高騰したり。
昔はスターの象徴だったような出来事が、いまではSNSから巻き起こっているのです。
今の若年層では90’sや00’sでも「ヴィンテージ」となってきています。
例えばトイストーリー1の”バズライトイヤー”のTシャツに数百ドルの値段が付いたりするらしいのですが、にわかには信じ難い。でもこれが現実です。
古着にもう一度注目が集まっているのは、「インフルエンサーの登場」という背景もあるんです。
アート資産的価値としてのビンテージ
もうひとつの大きな世界的ブームは資産価値としてのビンテージという見方です。
富裕層がこぞってアート作品を買い漁ってます。
ZOZOの前社長も、バスキアの絵を買っていたのは記憶に新しいですよね。
もっともあれはあれで知名度を上げるためのプロモーション戦略と考えていたので何ら問題ではないのですが。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/market/4333/
話は少しそれましたが、何故アート作品を買うかというと、価値が下がりにくいから。
もちろん絶対に下がらないというわけではありませんが、単純にニーズがあり続けるなら、希少性の観点から値段は下がりません。
ヴィンテージはその典型例です。
過去のものは過去にしか作れないので、数は決まっています。
誰かが着たり、捨てられたりと、その数はどんどん減ってきているんです。
それを新興国の新たな富裕層が買い始めています。
それによってUSヴィンテージが世界的に品薄になってくる状態になっています。
新潟では『mushroom』というショップ様がもはや美術館レベルのヴィンテージを取り扱ってらっしゃいます。
https://www.instagram.com/mushroom_vintage/
これはもはや着る物というよりアーカイブというジャンルですね。
でも本当に息をのむアイテムを扱っていらっしゃるので覗いてみてください。
こういった動きは本場アメリカだけではありません。東南アジア諸国にもこういった動きがあります。
いまや世界的に古着は、特にUS古着は取り合い状態になっているんです。
資産家が集めるという文脈、
新たなインフルエンサー発信のムーブメントという文脈、
これらの新しい側面もあって、古着界隈は90年代全盛のような賑わいをみせています。
LIME ON DISHが取り扱うDEAD STOCK
デッドストックは昔のものなので、当然ながら数に上限があります。
だから今後価値が高くなっていく事は必然とも言えるでしょう。
だから良質なデッドストックはなかなか集めづらくなってきています。
年代に相応なダメージや着古された感じは古着の醍醐味です。
が!
そんなアイテムを自分が身に付けて、育てたい気持ちってありませんか?
経年変化を楽しむのってホントに楽しい時間なんですよね。
当店では状態の良いものしか取り扱っていません。
着て感じていただきたいからのランナップです。
着れてこそ服!
ボロボロのも好きです。確かに好きです。
よれてても味、リペアしててもそれがその服との過去の共有になります。
でも大人になってくると、時と場合ではさすがにボロボロは着れない場面が多くなります。
いくら好きでも見た目を意識しなきゃいけないのがオトナです。
そこまで気を配れてオトナです!(自戒)
その点デッドストックは全てを解決してくれるオールマイティ!
ミントコンディションものなんてもはや新品同様だし、ビンテージだし、経年変化も楽しめちゃう。
3拍子揃ったアイテム、そう!それがDead Stockの魅力です。
いえ、
それがDead Stockの沼です!!
気軽にヴィンテージ感を楽しむことができるようになったこの時代。
コーディネートに味わい深さを与えてくれるこれらのアイテム、みなさんもぜひ取り入れてみてください。
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